主張はHPや報告書ばかり…貴乃花親方“文書頼み”の限界

公開日: 更新日:

 ホームページのメッセージで長文を書くのもいいし、理事会で「報告書」を提出するのもいいだろう。協会からの連絡に「FAXで」と注文をつけるのも、確実性という意味では理解できる。

 しかし、だからといって一切、しゃべらなくてもいいということにはならない。

 貴乃花親方は、とにかく話さない。理事会でも口を開けば「別に何もありません」「いえ、特に」といったあんばい。暴力は言語道断と主張しながら、再発防止策は何かと名指しで意見を求められたときでさえ、「別に」と言って周囲を唖然とさせた。理事会中の居眠りなど、珍しくも何ともないという。

 しゃべらなくとも言いたいことは文書で伝えている、ということかもしれないが、1日に更新された部屋のホームページのメッセージを見た親方が言う。

「言いたいことがあるなら、なぜ理事会で言わないのか。要は貴乃花親方ってのは一方通行。後援会の打ち上げパーティーで長口舌を振るったように、自分の主張を一方的に述べることは出来ても、面と向かっての受け答えができない。ロクにしゃべらず、理事としても巡業部長としても仕事をしないのでは、いくら奇麗事を『書いた』ところで誰もついていきません」

 同じように考えている親方は多いという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます