主張はHPや報告書ばかり…貴乃花親方“文書頼み”の限界

公開日: 更新日:

 ホームページのメッセージで長文を書くのもいいし、理事会で「報告書」を提出するのもいいだろう。協会からの連絡に「FAXで」と注文をつけるのも、確実性という意味では理解できる。

 しかし、だからといって一切、しゃべらなくてもいいということにはならない。

 貴乃花親方は、とにかく話さない。理事会でも口を開けば「別に何もありません」「いえ、特に」といったあんばい。暴力は言語道断と主張しながら、再発防止策は何かと名指しで意見を求められたときでさえ、「別に」と言って周囲を唖然とさせた。理事会中の居眠りなど、珍しくも何ともないという。

 しゃべらなくとも言いたいことは文書で伝えている、ということかもしれないが、1日に更新された部屋のホームページのメッセージを見た親方が言う。

「言いたいことがあるなら、なぜ理事会で言わないのか。要は貴乃花親方ってのは一方通行。後援会の打ち上げパーティーで長口舌を振るったように、自分の主張を一方的に述べることは出来ても、面と向かっての受け答えができない。ロクにしゃべらず、理事としても巡業部長としても仕事をしないのでは、いくら奇麗事を『書いた』ところで誰もついていきません」

 同じように考えている親方は多いという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ