不吉ジンクスの旗手を自ら ジャンプ葛西“五輪大役”の吉凶

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 冬季大会史上最多8度目の出場となるベテランの威勢がいい。

 9日開幕の平昌五輪で日本選手団の旗手を務めるノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(45)が5日に現地入り。仁川国際空港に降り立ち、「目標は毎回同じ。金メダルを取りたい」と、自身の持つ男子ジャンプ史上最年長表彰台記録(41歳8カ月)の更新を口にした。

 日本選手団の主将を務めた前回のソチ大会に続き、今回は旗手を任された。「旗手を務めるとメダルを逃す」というジンクスがある。競技本番を前にリハーサル、開会式で拘束され、調整が難しくなることが原因のひとつとされる。日本の顔として世界中の注目を集めるだけに、プレッシャーも計り知れないといわれるが、百戦錬磨のベテランはどこ吹く風だ。

 むしろ、葛西は今回の大役を自ら買って出ており、心身ともにハンディを背負うのは織り込み済みだからだ。

 そもそも不利な状況ほど力を発揮するタイプ。ソチ大会前は左膝の故障に苦しみながら、個人銀、団体銅のメダル2個を獲得した。

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