吉川尚が正二塁手へアピールも…G首脳陣が口を揃える課題

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 2年目のドラフト1位野手が存在感を見せた。吉川尚輝(23)が9日、今キャンプ初の紅白戦に白組の「1番・二塁」で出場。3打数3安打で二塁のレギュラー獲得へ猛アピールした。

 初回、左中間寄りの中前打を快足を生かして二塁打に。三回、五回と安打を重ね、4打席目にはきっちり犠打も決めた。他球団スコアラーからは「開幕二塁は決まりだね」との声も聞かれた。

 レギュラー不在の正二塁手に期待される若手の活躍にも、高橋監督は「結果が出たのは良かった。でも1試合とか短い期間じゃなくて継続。レギュラーを取ろうという選手は継続しないと」と慎重だが、松井臨時コーチは「打つ方は最初から気になることはなかったから」と3安打も当然という反応。井端内野守備走塁コーチも「最初のああいう走塁は大事。二塁まで行ってくれれば盗塁する必要がなくなる。まあ、あの当たりを一塁で止まっているようじゃ先はないけど」と褒めた。

 16年ドラフト1位で入団も、昨季は右肩痛で春季キャンプは三軍スタート。一軍では最終戦で放った3安打に終わった。昨年11月下旬から12月中旬まで台湾で行われたウインターリーグに参加。昨季の三軍監督で、台湾ではイースタン選抜を率いるなど、吉川尚の1年目を指導した川相昌弘二軍監督(53)が言う。

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