大谷の“お客様扱い”いつまで…ソーシア監督が抱える事情

公開日: 更新日:

 と、手ごたえをつかんだ様子だった。

 その大谷は今、二刀流ということもあってエンゼルスで特別扱いされている。

 この日の打者としてのスタメン起用が決まったのは当日の朝。ソーシア監督、エプラーGM、トレーナー、コーチらと体調を確認した上で、最終決定されたという。

 ソーシア監督は試合前、打者としてはこのオープン戦中に「50~60打席に近づく形でやる」と話し、「投手として投げた後の体調も考慮し、彼がシーズンまで順調にやっていくことを考えている」とあくまで大谷のコンディションを重視する方針を示した。

「大谷の初登板は登板前日のブルペン投球後に正式決定した。他の先発投手は先の予定まで決まっていても、大谷に関しては何より本人のコンディションを優先しているのです。なので今後、打者としての出場予定をドタキャンするケースも出てくるでしょう」(地元メディア関係者)

 二刀流の大谷はメジャーでも注目の的。話題性もある。オープン戦の段階で故障でもされたらかなわないという事情は分かるにせよ、これから先も「お客さん扱い」が続く保証はどこにもない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑