貧打の中日に光明? 森監督が期待する松坂の「二刀流」

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 27日、中日が熱田神宮で必勝祈願。森監督は5年連続Bクラスからの脱却とともに、松坂大輔(37)の活躍も願ったに違いない。期待するのは、投球と客寄せだけではない。

「(松坂は)打撃で取ったんだ」

 春季キャンプ中、森監督が放った冗談には切実な本音が垣間見える。

 投手の本職はあくまでピッチング。リーグ5位に沈むチーム防御率(4・05)改善が急務といえるが、中日は昨季、チーム打率(・247)、得点(487)がリーグ5位。出塁率同ワースト(・300)、四球数同最少(320)。同最低打率(・062)だった投手陣のバットも軽視できないのだ。

 評論家の山崎裕之氏はこう言う。

「ケース・バイ・ケースですが、僅差の試合展開で投手が簡単に見逃したり3ストライクでベンチへ下がるのは残念。ボールに当たれば何か起こるかもしれない。投手も自分が打てば楽な展開になる。野手心理としたら、打つ気満々で打席に入ってくる投手は嫌なもの。味方からすれば心強いし、刺激にもなる。かつて桑田(真澄=元巨人)はバットを短く持って、絶対にヒットを打ってやろうという気迫が伝わってきましたからね」

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