大谷はド軍ファンも獲得か 背景にロス近郊のTV中継事情も

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 日本人ルーキーがメジャー移籍後初の栄誉を手にした。

 大リーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、週間MVP(2~8日)を発表し、ア・リーグはエンゼルス・大谷翔平(23)が初受賞した。MLBによれば、二刀流選手の受賞は1975年に同賞が制定されて以来、初の快挙だ。

 日本人ルーキーによる4月上旬の受賞は過去最速で、23歳9カ月での選出は史上最年少だ。

 その大谷について「今やビッグスターになる可能性を秘めています」と話すのはエンゼルスの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」でコラムニストを務めるディラン・ヘルナンデス記者だ。

 投手としては2試合(計13イニング)に登板して2勝0敗、防御率2.08。打者としては4試合に出場して3戦連発を含む18打数7安打の打率3割8分9厘、7打点。投打ともチームの勝ち越し(7勝3敗)に大きく貢献している。

 ヘルナンデス氏によれば、ロサンゼルスを中心とした南カリフォルニア地域では現在、プロアスリートのスーパースターが不在。プロバスケットボールNBA「LAレイカーズ」のコービー・ブライアント(39)が2016年を最後に引退してからは、4大プロスポーツで大幅な集客が見込める選手は皆無だという。

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