2戦連発に手荒い祝福 ロッテ藤岡裕が追う「新人王」の先輩

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「彼にも新人王のチャンスはありますよ」

 昨17日のオリックス戦で2試合連続本塁打を放ったロッテドラフト2位・藤岡裕(24=トヨタ自動車)について、某球団の中部地区担当スカウトがこう言う。

 開幕から「2番遊撃」でスタメン出場を続ける藤岡裕は、昨季の新人王である源田と1年間、トヨタ自動車で同じ釜の飯を食った。当時は右翼手だったが、源田の西武入りと同時に、遊撃へ回った。

「亜大時代は主に三塁、トヨタで外野へコンバートされても好守を連発するなど、野球センスがずぬけている。捕球、送球など確実性の高さが武器の源田とは違い、藤岡は瞬発力を生かした守備範囲の広さと肩の強さがウリです」(前出のスカウト)

 ロッテでは、新人の遊撃手が開幕スタメンに抜擢されたのは97年小坂以来。小坂は全試合出場して新人王になっている。今季の新人王争いはオリックス1位左腕の田嶋(JR東日本)が本命といわれるが、この男も面白い存在になりそうだ。

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