競泳古賀がドーピング陽性 選手が身を守る手立てはあるか

公開日: 更新日:

 23日、2016年リオ五輪競泳自由形のリレーメンバーにも選ばれた古賀淳也(30)のドーピング違反が発覚した。今年3月の抜き打ち検査で、検体から陽性反応。古賀は国際水泳連盟から暫定資格停止処分を受け、代表に選出されていた夏のアジア大会に出場できなくなった。

 意図的な摂取を否定した古賀はサプリメントに原因があるのではと述べつつ、「米国でトレーニングをしていたこともあって、購入にあたってはUSADA(米国反ドーピング機関)のサイトや成分表を見て確認していた」と、悔しさをにじませた。

 それほどまでに注意を払いながらも、起こってしまった事件。昨年はカヌーでライバル選手の飲み物に禁止薬物を混入させた選手もいた。

 となれば、選手は検査を行ったもの以外は絶対に口にしないよう、日常生活から徹底するしかドーピングを防ぐ手立てはない。江戸時代のお殿様には何人もの毒見役がおり、冷めたものしか食べられなかったというが、スポーツ選手もそれしか身の安全を守る手立てはなさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束