終盤また競り負け 1点差4勝9敗巨人“接戦アレルギーの”元凶

公開日: 更新日:

 巨人が逆転負けでオリックスに連敗を喫した。

 3日の先発内海は六回途中まで1失点。しかし、救援陣がリードを守れない。七回に3番手の沢村が小田に同点タイムリーを打たれ、八回にマシソンがロメロに勝ち越し適時打を浴びた。

 前日は2―3のサヨナラ負け。この日も競り負けて最近10試合は2勝8敗。そのうち6敗が2点差以内の敗戦だ。さらに、今季の1点差試合は4勝9敗。接戦に勝ち切れないのだ。

 中日横浜などで投手として活躍した評論家の門倉健氏がこう言う。

「終盤に失点して競り負けることが多い。一番の要因はもちろんリリーフ陣。上原が勝ちパターンに組み込めれば、リリーフの中でもローテが組めましたが、開幕前の構想通りにはいかず、リリーフ陣に疲れが見えます。ただ、これは先発陣と密接につながっている。この日の内海は六回途中。全体的に先発の降板が早く、リリーフ陣にしわ寄せがいく。投手陣全体の問題です」

 今季の巨人は先発が苦しいが、リリーフはもっと苦しい。開幕からしばらく勝ちパターンを担った上原は防御率6・00。勝利の方程式の沢村は3・65、守護神のカミネロは4・50。0・66だったマシソンはこの日の失点で1・23となり2敗目を喫した。

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