著者のコラム一覧
八塚浩

1958年10月16日生まれ。千葉県出身。立教大学卒業後、ラジオ福島に入社してアナウンサー。88年に独立。91年にセリエAでプロサッカー実況のキャリアをスタート。欧州CLは94年から担当している。現在はスカパー!のセリエAとCL、Jスポーツのプレミアリーグ、DAZNのJリーグの実況など。W杯は02年日韓大会開幕戦、06年ドイツ大会準決勝、10年南ア大会決勝などを現地から実況した。

決勝T初戦でいきなり独と再戦も ブラジル「W杯因縁」物語

公開日: 更新日:

 ロシアW杯は、20日から1次リーグの2戦目が始まりました。 

 1戦目では、14年大会の覇者ドイツが黒星スタート。メッシ擁するアルゼンチンがアイスランドと引き分けたり、波乱含みのカードが多かったと思います。2戦目以降も目が離せません。

 今大会は「因縁」「リベンジ」というキーワードを強く感じています。

 まずは4年前、ドイツに1―7で惨敗したブラジルです。フジタ(現湘南)や日産(現横浜M)でプレー経験のあるブラジル人のマリーニョさんから「この4年はホント長かった」と聞かされました。さらに「あの屈辱を晴らすには同じ土俵で戦って勝つしかない。W杯でドイツと戦って同じスコアで叩きのめすしかない」と言うのです。

 1次リーグE組のブラジル。F組のドイツともに1位で通過した場合、決勝まで対戦することはありません。どちらかが2位通過だった場合は、早くも決勝トーナメント1回戦で因縁の対決が実現します。

 ブラジルのリベンジなるか? それとも前回王者のドイツに返り討ちにあうのか? 世界中から注目されるでしょう。

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