本田に代わりチーム牽引 日本1次リーグMVPは長友で決まり

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 日本はポーランド戦を0―1で落としたが、今大会から導入された警告・退場のフェアプレーポイントでセネガルを上回り、2大会ぶりのベスト16に進出した。

 1次リーグの3試合で一番の存在感を示したのが、DF長友佑都(31=ガラタサライ)だ。

 大会が始まる前のベースキャンプ地のカザンでのこと。主力のMF香川真司は「自分が起用されるのか?」、不安にさいなまれて自信を喪失しているように感じた。MF本田圭佑は自身のパフォーマンスを上げることに手いっぱい。2人とも他の選手を気遣う余裕はない。ムードメーカーのFW岡崎慎司は、右ヒザのケガで最終メンバーに残れるか、微妙な状態だった。

 そこでリーダーシップを発揮したのが長友だ。

 冒頭15分公開の練習では、ランニングしながらチームメートに積極的に話しかけ、練習後のミックスゾーンではサッカー協会の広報がストップをかけるまで記者の質問に丁寧に受け答えした。

 コロンビア戦では、攻撃の切り込み隊長であるFWのJu・クアドラード(ユベントス)に何もさせず、失点はFKによる1点にとどめて4年前の雪辱を見事に果たした。

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