日大問題で衝撃の中間報告…内田前監督らの逮捕はあるのか

公開日: 更新日:

 日大アメフト部の悪質タックル問題が急展開だ。日大が原因究明に向けて設置した第三者委員会(勝丸充啓委員長)が29日、都内で会見。中間報告で内田正人前監督と井上奨前コーチが、宮川泰介選手に悪質タックルを指示したと認定。両氏の弁解は「信用できない」と斬って捨て、日大が組織的に口封じ工作を働いていたことも認めた。警視庁による捜査への影響は必至だ。

 元検事で刑事事件に詳しい落合洋司弁護士が言う。

「第三者委は公正中立な立場で調査報告する立場とはいえ、日大の依頼を受けた雇われの身。にもかかわらず、ここまで厳しい評価を下したのは、内田氏サイドをかばう余地がないほどクロだったということでしょう」

 中間報告は詳細かつ衝撃的な内容だ。5月6日の試合前日には、相当数の部員が宮川選手が悪質タックルをする情報を把握。関学大部員が負傷した直後、井上氏が内田氏に近寄って「宮川がやりましたね」と声をかけると、内田氏は「おお」と応じたという。

 マスコミ報道などで騒動となってからの日大側の対応も悪質そのもの。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情