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田崎健太
著者のコラム一覧
田崎健太ノンフィクション作家

1968年3月13日生まれ。京都市出身。ノンフィクション作家。早大法学部卒業後、小学館に入社。週刊ポスト編集部などを経て99年に退社。早大講師として「実践スポーツジャーナリズム演習」を担当。主著に「真説・長州力」「球童 伊良部秀輝伝」「ザ・キングファーザー 納谷宣雄」「偶然完全 勝新太郎伝」「W杯に群がる男たち」「ジーコジャパン 11のブラジル流方程式」などがある。

ブラジルの敗因は“セレソンの個性”が消えたからだ

 不運と一瞬のミスの2失点で敗れる。これがサッカーである。

 しかし、ブラジルという国は本来、こうした劣勢をひっくり返してきたチームでもあった。

 なぜ、今回はできなかったか。

■欧州育ちのジェズスは無得点

 この連載で、70年代以降、ブラジルが優勝した2大会では、ロマーリオやロナウドという点取り屋がいたと書いた。

 そして今大会はストライカーの背番号「9」をつけたガブリエル・ジェズスの出来が鍵になる、と。ジェズスは大会を通して無得点。ブラジル代表の9番が1点も取れなかったのは、66年のアルシンドと74年のミランジーニャ以来である。ただし2人はレギュラーではなく共に2試合の出場。ジェズスは出場5試合。9番として史上最悪の出来であった。

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