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田崎健太
著者のコラム一覧
田崎健太ノンフィクション作家

1968年3月13日生まれ。京都市出身。ノンフィクション作家。早大法学部卒業後、小学館に入社。週刊ポスト編集部などを経て99年に退社。早大講師として「実践スポーツジャーナリズム演習」を担当。主著に「真説・長州力」「球童 伊良部秀輝伝」「ザ・キングファーザー 納谷宣雄」「偶然完全 勝新太郎伝」「W杯に群がる男たち」「ジーコジャパン 11のブラジル流方程式」などがある。

ブラジルの敗因は“セレソンの個性”が消えたからだ

 そしてもうひとつ。世界中の優秀な選手は欧州のトップリーグに固まっている、彼らは欧州各国リーグで経験を積み、サッカーが均一化している、とも指摘した。

 ジェズスは2015年3月にブラジルのパルメイラスでデビュー、17年12月にイングランドのマンチェスターCに移籍している。19歳のときである。また、今回のセレソンの攻撃的な選手、コウチーニョはデビューから19試合で、イタリアのインテル・ミランに青田買いされた。

 サントスで南米一などのタイトルを獲得し、実績を残した上でバルセロナに移籍したネイマールはともかく、ほとんどの選手は10代の早い段階で欧州の名門クラブに移籍している。生まれはブラジルであっても「欧州」育ちなのだ。世界がセレソンを恐れたのは、華麗な技術に加えて、ディフェンダーの裏をかくような予測できないプレーがあったからだ。

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