著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

片山晋呉の処分も“大甘” 青木功会長はJGTOのお飾りか

公開日: 更新日:

 男子ツアーは今週も来週も試合がなく、ツアー日程は空き週ばかり目につく。

 国内ゴルフツアーの男女の人気は完全に逆転してしまって、その差は開く一方だ。

 ゴルフ週刊誌は、今や毎号のように表紙は女子プロの写真だ。

 ゴルフ雑誌で、女子プロのレッスン記事なんてかつてはめったに見られなかった。しかし、今は女子のスイング写真やレッスン記事が毎号のように載っている。

 女子ツアーのほうが試合数も男子よりはるかに多く、ギャラリー数も増えていて、男子とは試合の雰囲気もかなり違っている。女子ツアーを取材に行ってまず驚くのは、男性ギャラリーから大きな声援が飛び交うのが当たり前になっていることだ。

 試合を見ることもさることながら、それ以上にひいきの選手を応援に来ているファンが多くなっているのも女子ツアーの大きな特徴だ。男子ツアーが盛り上がらないのは一人一人の選手が自分のファンをあまり持っていないためでもある。

 日本では試合のとき、大きな声を出すのはよくないと思われていて、男子ツアーの人気があった頃でも、大きな声援が飛んでくることはめったになかった。男子の場合、近頃はひどいミスをすると「もっとまじめにやれ」「ちゃんと練習しろ」といったやじが飛ぶことはあっても、「頑張れよ」なんて声はほとんど聞こえてこない。

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