東京五輪に不安…新国立競技場の暑さ対策は“打ち水”の仰天

公開日: 更新日:

 JSCの広報担当者は自信タップリにこう言ったが、日本体育協会の「熱中症予防運動指針」によると、気温31~35度は「激しい運動は中止」。気温35度以上だと「運動は原則中止」だ。新国立競技場が完成しても、31度以上であれば“スポーツの祭典”なんてやっている場合じゃない。現地を視察した建築エコノミストの森山高至氏がこう言う。

「風は吹いていたので、すぐに日射病になるような環境ではないと思います。ただ、完成しても、真夏の横浜スタジアムや甲子園球場と同じような気温になるのではないでしょうか」

 さらに不安になるのが、都の掲げる暑さ対策だ。ナント! そのひとつが「打ち水」というのだ。

「大会期間中は国内外からたくさんの人が来ます。打ち水で気温を下げるというよりも、『涼を得るための江戸の知恵』として普及させたい。夏の風物詩として復活できれば良いなと考えています」(東京都環境局)

 江戸時代と比べて現代の方が明らかに気温は高い。部屋の中にいるのに熱中症で死者まで出る過酷な状況なのに「打ち水」とは、「風鈴」を見て“涼をとる”発想と変わらないではないか。

 観客もアスリートも命懸けの五輪になるに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「桜を見る会」悪徳マルチ跋扈を許した経産OBと官邸の黒幕

  2. 2

    「山健組」の弱体化を招いた元ナンバー3への“絶縁処分”

  3. 3

    TV局が3カ月でしゃぶりつくした“ラグビーバブル”終焉の先

  4. 4

    「70万円の婚約指輪が小さく感じる」女性の相談が大炎上!

  5. 5

    ゴルフ石川遼が28歳で10億円も…野球とは稼ぎで“雲泥の差”

  6. 6

    不倫疑惑も神田沙也加は無傷 相手側のJr.秋山大河は茨の道

  7. 7

    大谷、菅野…更改で気になる高給取り5選手のカネの使い道

  8. 8

    酒井法子“5億円豪邸”略奪愛疑惑 新恋人には内縁の妻がいた

  9. 9

    「馬毛島」を防衛省に売却 86歳老経営者の14年の“粘り腰”

  10. 10

    子供の「買って買って病」に抜群に効くシンプルな方法!

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る