東京五輪に不安…新国立競技場の暑さ対策は“打ち水”の仰天

公開日: 更新日:

「風は吹いていたので、すぐに日射病になるような環境ではないと思います。ただ、完成しても、真夏の横浜スタジアムや甲子園球場と同じような気温になるのではないでしょうか」

 さらに不安になるのが、都の掲げる暑さ対策だ。ナント! そのひとつが「打ち水」というのだ。

「大会期間中は国内外からたくさんの人が来ます。打ち水で気温を下げるというよりも、『涼を得るための江戸の知恵』として普及させたい。夏の風物詩として復活できれば良いなと考えています」(東京都環境局)

 江戸時代と比べて現代の方が明らかに気温は高い。部屋の中にいるのに熱中症で死者まで出る過酷な状況なのに「打ち水」とは、「風鈴」を見て“涼をとる”発想と変わらないではないか。

 観客もアスリートも命懸けの五輪になるに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か