2014年組また台頭 日ハム浅間が先制弾で指揮官ニンマリ

公開日: 更新日:

 これまで多くの有望新人を獲得、育成してきた日本ハムが、中でも「当たり年だった」と認識しているのが2014年のドラフトだという。さるOBに言わせると「1位候補に位置付けた選手が4人も獲得できたと、現場もフロントも大喜びだった」そうだ。

 1位の有原は先発の柱として活躍、2位の清水は正捕手に育った。ケガで離脱中とはいえ4位の石川直はストッパーに定着。そして3位で獲得したのが、15日のロッテ戦で先制2ランを放った浅間大基(22)だ。三回2死二塁から、酒居の甘く入ったフォークを完璧にとらえ右翼スタンド中段に放り込んだ。

 横浜高出身。昨年まで持病の腰痛に苦しんだものの、手術して完治。7月末に昇格すると、ここまで21打数7安打の打率.333。目下、3試合連続安打中と調子を上げてきた。「出遅れているので、何かを残そうという強い気持ち」とは試合後の本人だ。

 日本ハムが7月下旬、同じ外野手の岡をトレードでロッテに放出したのも、この浅間が外野に定着できるメドがたったからだといわれる。

 首位・西武を5ゲーム差で追い掛ける2位の日本ハムにとって、若手のエネルギッシュな活躍は不可欠。七回には5年目の渡辺がソロ本塁打を放ち、「こうなると打線が機能し始めるはず」と栗山監督を喜々とさせた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは