スカウト高評価 木製バット対応“プロ並み”U18野手の名前
当初は30分ほどで切り上げる練習の予定が、選手たちの要望で約2時間に延びた。
■中村奨成と比べてもはるかに上
続々と宮崎入りしているプロ球団のスカウトの彼らに対する評価は日増しに上がっている。中でも高い評価をさらに上げているのが根尾(大阪桐蔭)、小園(報徳学園)、藤原の野手3人だ。
「大学のグラウンドで行われた練習試合や大学日本代表との壮行試合を見たけど、3人とも木製バットに見事に対応している。プロでも1年目から出てくる可能性があります」と、さる在京球団のスカウトがこう言った。
「金属バットならボールを強くたたくことで、遠くへ飛ばせる。力があればホームランだって打てる。が、木のバットだとそうはいかない。バットをしならせ、ヘッドを利かせた打ち方ができないと、飛距離は出ない。そのためにはグリップを体の近くで操作、バットを内側から最短距離で出す必要がある。昨年のU18でも活躍した藤原や小園はもちろん、根尾もそういった打ち方でボールをとらえている。3人の木製バットへの対応は、昨年の安田(現ロッテ)や中村奨成(現広島)と比べてもはるかに上です」
プロ入り後、木製バットに対応するまでに時間がかかる高校生が多い中で、彼らはすでにその必要がないレベルに達しているというのだ。