二軍V4へM3も一軍は振るわず…巨人の“構造問題”をOBが指摘

公開日: 更新日:

 一軍は借金3の3位に沈む。読売新聞グループ本社代表取締役の渡辺主筆は「由伸は名監督。ただ(戦力が)足りない。もっと強化しないと。圧倒的に勝つようにね」と今オフの大補強を示唆しているから、来季も若手のチャンスは限られる。

「大竹が二軍で投げまくっているのも補強の負の遺産。二軍にも先発の枠があるので、本来、一軍にいるべき選手が長居するのは迷惑な話です。問題なのは一軍と二軍が連動していないこと。特に5年目の和田は、二軍で三冠王級の活躍をしているのに、一軍ではたったの8打席。これでは気の毒だ。今季の外野陣を見ても、ゲレーロが離脱したり、今は長野が二軍。誰一人レギュラーと呼べる外野手はいないのに、先日昇格したのはゲレーロだった。結局、高いカネを払っている補強組が優先なんです。二軍で状態がいい選手がいれば、一軍に昇格させて即使うような態勢がない。二軍は勝つためではなく、一軍で活躍する選手を育成する場。二軍はV4なのに、一軍は4年連続V逸目前。一軍が勝てないのは補強に頼る構造に問題があるのは明らかです」(前出の高橋氏)

 巨人の若手はモチベーションを保つのが大変である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ