LPGAのツアー改革 トラブルの“元凶”は小林会長の説明不足

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 来季の女子ツアー開催を巡って、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と大会主催者との間でもめているのは、「放映権」と「施設管理権」をどちらが管理するのか、が決着していないからだ。

 もちろん当事者同士が話し合いで解決すべき事案であり、LPGAが1974年に発足してから半世紀近い歴史を考えればさまざまな既得権益もあって、女子ツアー関係者の全員が納得する解決法を見いだすのは簡単ではない。

 しかし、問題をこじらせた根本原因は、LPGAの不誠実な態度にある。

 小林浩美会長が昨年9月に「2019年から放映権は一括管理する」という文書を主催者に送りつけただけで、何の説明もなく、一方的にLPGAの主張を繰り返し、相手の話に耳を貸さなかった。主催者に歩み寄る態度すら見せていない。

 これまで放映権と施設管理権は主催者にあるという暗黙の了解のもとで女子プロ大会が数十年も開催されてきた。そのシステムを百八十度変更するのなら、LPGAは主催者へ時間をかけて丁寧に説明する責任がある。

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