LPGAのツアー改革 トラブルの“元凶”は小林会長の説明不足

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 ところが責任を果たさず強引に、「放映権をよこせ」「放映権はLPGAのモノ」と性急だから、主催者が反発して混乱するのも当然だ。

 今回のトラブルでは、小林会長は女子ツアーの試合数減のリスクまで冒しており、女子プロばかりでなく、大会を楽しんでいるゴルフファンに対する裏切り行為ともいえる。

■相談や連絡は一切なし

 “強引さ”でいえば、LPGAは主催者とのミーティングから、それまで出席していた広告代理店や大会運営スタッフを締め出した。突然、「コンプライアンス上、問題がある」という理由からだ。

「これにビックリしたのは、むしろ主催者企業の担当者です。担当部署に異動して数年という人もいる。これまでの経緯や、そもそも代理店任せだったので内情を全く知らないという人もいる。要するにツアー内情に詳しい広告代理店や運営スタッフが同席したら、LPGAがもくろむ放映権や施設管理権の一括管理の正当性をうまく説明できずに、やりづらい。だから追い出したのでしょう」(関係者)

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