ベネズエラとドロー 森保ジャパンは“世代交代”に課題山積

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 現場で取材した元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏も同意見だ。

「チーム全体の世代交代という意味では、控えの層がどれだけ厚くなったのか? も問われる。後半から交代出場したFWの杉本と北川、2列目右のMF伊東は見劣りがするし、守備陣に関しては左SB佐々木では不安要素が多い。バックアッパーの人材不足も大きな問題と言えるでしょう」

 そもそも「世代交代」というのは、チーム全体が<取りあえず若返ればいい>というものではない。堂安、南野、中島を「下から突き上げる」若手が必要だし、W杯に出場したことのある20代後半の経験豊富な選手が健在ぶりを示し、チームを活性化する必要もある。

「たとえばドルトムントMFの香川。29歳と老け込む年齢ではないし、来年1月の移籍期間に<試合出場がかなえられるクラブ>に移ってかつての輝きを取り戻し、ポジションの重なる南野の好敵手として、競争原理をチームに植え付けてもらいたい」(前出の鈴木氏)

 南米最弱国ベネズエラに勝ち切れないようでは……森保ジャパン、まだまだ発展途上である。

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