八角理事長が喝…大関狙う貴景勝“覇気”以上に足りないもの

公開日: 更新日:

 御嶽海はもともと、「稽古より本場所」という稽古嫌い。一方、貴景勝は稽古熱心で知られている。稽古を重ねるのはもちろんだが、具体的にどこをどうすればよいのか。

 ある親方は「横綱と稽古をするだけで満足している面もあるのでは」と、こう続ける。

「横綱としては自身の脅威となる力士と稽古をし、恐怖心を植え付けるのは常套手段。それだけに“指名”を嫌がる力士もいるが、大相撲は番付社会ですからね。特に若手は『横綱と稽古をするチャンスだ』と、ありがたがってしまうケースもある。その気持ちもわかるが、出世を望むなら八角理事長の言うように、むしろ『横綱を食ってやろう』という気概が必要。勝ち負けはともかく、逆に恐怖心を与えるくらいでないと。そうした向上心がなければ、いざというときに力を発揮できませんから」

 白鵬からの指名を「ありがたい」と話した貴景勝。それで終わるような力士でないことを望みたいが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー