来春独立の報道も…稀勢の里が直面する弟子集めのイバラ道

公開日: 更新日:

■最大手は「日大閥」

 人脈といってもさまざまだが、大相撲の場合は政治家さながらに「学閥」と「地縁」が重要になる。

 学閥といえば、真っ先に挙がるのが相撲強豪校として知られている日大だ。

 横綱輪島や大関琴光喜を輩出した相撲名門大学で、現在は十両を含めた関取に遠藤をはじめ、10人の力士がいる。中でも幕内の遠藤、大翔丸、大奄美はいずれも追手風部屋所属だ。

「追手風親方(元前頭大翔山)自身が日大出身ですからね。相撲部名誉監督かつ日大グループのドンである田中(英寿)理事長に可愛がられていることもあって、日大の有望力士が多く在籍している。一方、境川親方(元小結両国)も日大OBだが、こちらは田中理事長に嫌われており、日大出身力士はゼロ。その代わり、日大時代の後輩が相撲強豪校の埼玉栄で監督をしており、そちらの人脈で埼玉栄から大関豪栄道妙義龍を獲得している。これも学閥でしょう」(前出の親方)

 そこへいくと、稀勢の里は中卒で角界入りした叩き上げ。学閥にはまったく縁がないから、こちらは期待できない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到