背後に敏腕マネが 大坂なおみ“バイン契約解除”決断の真相

公開日: 更新日:

 大坂のチームを率いるのはマネジャーのスチュアート・ドゥグッド。18年全豪4強のチョン・ヒョン(22=韓国)や18年全英準優勝のケビン・アンダーソン(32=南アフリカ)らを顧客に持つ腕っこきで、バインの招聘も今回の解雇も、どうやらドゥグッドの意向らしい。大坂が一気に世界のトップに上り詰めたからこその契約解除というのだが、それにしても、なぜ、このタイミングなのか。

「陣営の次の狙いは5月下旬の全仏ですが、3月にはパリバ・オープンにマイアミ・オープンというグランドスラムに次ぐ格付けの高い大会が2つある。大坂は昨年、パリバ・オープンを制しているし、トップの座を維持するためにも、いまから準備が必要ということだと思う」と、前出の武田氏がこう続ける。

■フェデラーのようなオールラウンダーに

「大坂は全豪でドロップショットなどの小技にも果敢にチャレンジしていた。まだまだ稚拙ですが、陣営が目指してるのはセリーナ・ウィリアムズのようなパワー一辺倒のテニスではなくフェデラーのようなオールラウンダーになって一時代を築くことだと思う。そのためにも今後は技術的な部分の成長が不可欠です。バインの解雇を発表したということは、すでに新たなコーチの目星も付いているのかもしれません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性