無失点デビュー前…日ハム吉田輝星は“夜の肉食”も超大物

公開日: 更新日:

「緊張することなく入れたのは良かった」

 昨12日、日本ハムドラフト1位ルーキー・吉田輝星(18=金足農)が、楽天との教育リーグでプロ初の対外試合に登板してこう言った。

 試合が行われた鎌ケ谷スタジアムには1306人が詰めかけた。これは、同球場で行われた平日の教育リーグとしては過去最多。30社80人の報道陣が殺到する中、吉田は七回からマウンドへ。ストレート中心の投球で最速146キロをマーク。四球と安打を許して1死一、二塁の場面では、速球で橋本到のバットを粉砕。二ゴロ併殺に打ち取り、1回無失点に抑えた。

「球速は143キロくらいだったが、厳しいインコースに行って、しっかり回転がかかってキレのあるボールだから、球速が遅くても打ち取れたと思う。そういうのを自信にして、どうなったときにどうなるかというのをしっかりプロの舞台で考えられるようになりたい」

 こう言って手応えを掴んだ様子の吉田に、荒木二軍監督も「状態はだんだん良くなっている。投球に加え、牽制を入れたり、代走が出たときには警戒をしたり、投手としてやるべきことができていた」と、一定の評価をした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」