メジャーが視察に “157km右腕”佐々木朗希の意識が気になる

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 岩手県に157キロの速球を投げる高校生がいることは、すでに米球界で話題になっている。大船渡高3年の右腕・佐々木朗希のことだ。

 昨年の11月17日、国学院栃木のグラウンドで行われた練習試合はメジャー4球団、アスレチックス、フィリーズ、パイレーツオリオールズのスカウトが視察したという。アスレチックスは米国人スカウトがわざわざ岩手の学校を訪れ、練習までチェックしたそうだ。メジャーのヤリ手代理人までゴソゴソやり始めたというから、注目度の高さがうかがえる。

 居ても立ってもいられなくなったわたしは、先日、日本に飛び、情報提供者とともに岩手の大船渡まで行ってきた。他にスカウトの姿はなかったし、じっくりと練習を見ることができた。

 素材は申し分ない。腕の振りがしなやかで、なおかつ速い。脚力もあり、運動選手としてのセンスを感じた。甲子園至上主義の野球学校にいるわけではないので、じっくりと体づくり、体力づくりをしていけば、素晴らしい投手になるだけのポテンシャルはあると感じた。データ重視の球団はおそらく、すぐにでも米国に連れて帰りたいと思うのではないか。

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