米下部ツアープロより劣る 日本人“飛ばす能力”低下の深刻

公開日: 更新日:

 また欧州ツアーは、17年から18年にかけて3ヤード伸びて294.7ヤード。米下部ツアーは2ヤード伸びて304.9ヤードと大差をつけられている。

 欧米ツアープロと日本ツアープロの飛距離差は、今に始まったことではないが、問題はその差が、さらに拡大していることだ。

 日本ツアープロの飛距離も伸びている。

 03年の平均飛距離が279ヤードであり、この15年間で6.7ヤード伸びている。しかし、15年前と比べると米ツアープロは10.2ヤード、欧州ツアープロは12.5ヤード、米下部ツアープロは17.1ヤードと、それぞれ軒並み2ケタもアップしているわけだ。

 もちろん飛距離はコースセッティングによっても大きく変わる。

 飛距離の測定は、基本的にパー5で計測される。ただし計測ホールのボール落下地点のフェアウエー幅が狭かったり、ラフが深くなれば、飛ばしよりも方向性を重視して飛距離が落ちることがある。

 米下部ツアープロが最も飛んでいるのも、コース設定が甘く、プレッシャーがなく伸び伸びとクラブを振り回すことができるからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます