驚異の68発ペース 西武・山川穂高は生粋の“本塁打オタク”

公開日: 更新日:

「1年365日、練習は1日も休まない。球場に朝早く来て、試合後も室内で打ち込んでいる。メシの間もずっとホームランを打つことを考えている。もうオタクですよ」

 西武山川穂高(27)について、球団関係者がこう言って目を細める。

 昨15日のソフトバンク戦で3試合連続となる17号、18号本塁打を連発。ときに右膝を地面に突き刺し、豪快にカチ上げる打ち方で、38試合目にして早くも18本塁打。驚異のシーズン68本ペースだ。

 ヤクルトのバレンティンが持つ最多本塁打記録(60本)の更新も夢じゃない。山川は47本塁打で本塁打王を獲得した昨季、夏を迎えて量産態勢に入った。3~6月の19本に対し、7~10月は28本塁打。今季は3~4月に11本塁打を放って月間MVPに選ばれると、5月は半月で7本塁打。この時期にこれだけ打てば、期待は高まる。

 3月のDeNA戦。敵将・ラミレスにメジャー流の極端な守備シフトを敷かれた。二、三塁間に内野手3人を配置するシフトで遊ゴロに倒れたものの、「それは気にしていない。野手の頭を超えたら一緒なので」とキッパリ。根っからのアーチストだ。この日は長女も誕生。本塁打の際の「どすこい」パフォーマンス、今年はあと何回拝めるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち