全仏5年連続16強も…錦織圭“3回戦で4時間半”に見えた限界

公開日: 更新日:

 トーナメントの序盤から格下相手に接戦が続いて、強豪と対戦する以前に体力を使い果たしてしまう。肝心な上位との対戦では実力の半分も出し切れないまま姿を消す――。

 4大メジャーどころかマスターズ1000すら勝てない錦織圭(29=世界ランク7位)の、そんな戦いぶりを象徴したのが、31日に行われた全仏オープン3回戦、ラスロ・ジェレ(同32位=セルビア)との一戦だった。

 第1セットを6―4で先取。第2セットも4―1とリードして連取したいところなのに、ここからタイブレークに持ち込まれ、このセットを落としてしまう。勝敗は第5セットまでもつれた末、0―3からの逆転勝利だった。

 格下相手の3回戦で4時間26分の激戦を制した錦織は、試合が終わった瞬間、両手を高々と突き上げてガッツポーズをつくった。これで全仏は5年連続の16強入りとはいえ、目標はあくまでもマスターズ1000や4大メジャーを勝つことだろう。

 次の4回戦はブノワ・ぺール(同38位=フランス)。ここを勝つと準々決勝以降は間違いなく強豪との対戦になる。しかし、例によってそれ以前にガス欠になってしまうのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは