4番岡本がプロ初犠打…巨人・原監督“鬼采配”に評価と反論

公開日: 更新日:

 満員の甲子園がどよめいた。

 9日の阪神戦。1点リードの九回無死一、二塁で、巨人の4番・岡本和真(23)が小野の初球を一塁線へ送りバント。プロ5年目で初の犠打を成功させたが、巨人は1死二、三塁のチャンスを生かせず、無得点に終わった。1035打席目で初めての犠打を決めた岡本は「阿部さんだってあれだけ凄い打者なのにバントしている。緊張した」と言えば、原辰徳監督(60)は「ゲームを勝ちにいくという部分で最善策。巨人ではそんなに不思議ではない」と涼しい顔だった。

■坂本、丸、そしてついに…

 今季3度目の就任を果たした原監督は、開幕カードで坂本勇に2年ぶりとなる犠打のサインを出した。5日のDeNA戦では丸にも犠打を指示。2球失敗した後の3ランで帳消しとなったが、ここぞの場面では大黒柱の2人でさえ例外はない、と開幕から示してはきた。自身も4番打者だった原監督。「聖域」と言う「第89代」岡本は例外かと思いきや、そうではなかった。巨人はこの日も勝って同率2位の阪神、DeNAとのゲーム差を8・5にまで広げた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?