初甲子園決めた長野・飯山 2年生右腕・常田にスカウト注目

公開日: 更新日:

 長野で、30年ぶりの公立校同士による決勝を制した飯山。2016年に飯山市内にあった3校が統合してできた新チームが、優勝候補の上田西などを退けて、初の甲子園進出を果たした。

 17年4月に就任した吉池監督(29)の手腕もさることながら、注目は2年生右腕の常田唯斗(右・右/181センチ・72キロ)。身長は高校入学後も伸び続け、体重も着実に増えている。

「それにつれて、直球の最速も145キロをマークするまでになった。父は飯山の前身である飯山北野球部の主将だった。常田は父が監督を務めた少年野球チームで野球を始め、強豪校の誘いを蹴り、父の背中を追って、飯山を選んだ」(セ球団北信越担当スカウト)

 決勝戦では延長十回に、自らのバットで試合を決めるなど、ここ一番の勝負根性もある。

「雪深い土地で生まれ育った常田は小学生時代、スキーをやって足腰を鍛えた。下半身が強い上に肩肘の関節もやわらかく、来年はドラフト候補に入ってくる。この夏、さらに成長する可能性を秘めています。ローテは3年生左腕の岡田恵太と2人で回すため、地方の無名校だとなめてかかると、痛い目に遭うかもしれません」

 とは、前出のスカウトだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  3. 3

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  1. 6

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  2. 7

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル