痛恨の同点3ラン被弾…巨人新助っ人デラロサの重大欠陥

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 セ・リーグのあるスコアラーが「胸のマークが見えるのが早いんです」とこう言った。

「つまり、左肩の開きが早い。早いから、球は速くても打者が怖さを感じない。右腕がバッチリ見やすく、タイミングが取りやすい。要するにバッティングマシンみたいなんです。あれではたとえ150キロ台後半が出ても、プロなら当てられるし、しっかり振れますから」

 先月終わりの入団時、大塚副代表は「今年はリリーフ専門だが、来年以降は先発も視野に入れてやってもらう」と胸を張っていた。合流当初、宮本投手総合コーチは「守護神での起用? それはもちろんあるでしょう」と鼻息が荒かった。が、早くもセ各球団に弱点が露呈しはじめた。分かっていても投球フォームはなかなか直らないもの。「球が見やすくてタイミングが取りやすい剛速球投手」では、来季の先発どころか、今季の残りの試合も中継ぎですら使えなくなる可能性が出てきた。

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