中日アルモンテ&平田離脱も“半人前”根尾はお呼びでない?

公開日: 更新日:

 痛いのは本人だけじゃない。

 中日平田良介(31)が負傷した。二回2死の打席で阪神先発秋山の直球が右手首を直撃。三回の守備からベンチに退いた。レントゲン検査の結果、骨折はしていなかったが、15日以降の出場については患部の状態を見て判断することになる。

 前日も、8月は4割以上の打率を残していた好調のアルモンテ(30)が一塁を駆け抜けた際、右太ももを痛めた。「大腿直筋筋腱移行部の損傷」と診断され、登録抹消されたばかりだ。

 7月16日の阪神戦で右手小指靱帯を断裂した高橋周平(25)が13日に一軍練習に合流し、マシン打撃で快音を響かせ、週末にも戦列復帰が濃厚な中日。やっとベストオーダーが組めると思っていたら、ここにきて新たに2人の主力を欠くことになった与田監督は、さぞや頭が痛いはずだ。

「ならば根尾を呼べ!」というファンもいるだろうが、そうはいかない。根尾と同期の広島小園はこの日もスタメン出場し、第1打席でヒットを放った。すでに2本のホームランを打ち、30試合で.230以上の打率を残している。根尾はファームでの打率が.188で三振110。失策も20という半人前だ。与田監督も今のところ人気だけのルーキーを昇格させるわけにはいかないだろう。

 復帰間近の高橋周平は、ケガした当時の打率はリーグトップ(.319)だった。その数字は今も鈴木誠也(.339)に次ぐ2位。今後の成績次第では首位打者も狙える。Aクラス入りを諦めていないファンは、周平の奮起に期待するのが賢明だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」