4番清宮が2戦連発も打率.189…栗山監督に問われる忍耐力

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 村上と同様に、試合に出続けて成長したのが、西武時代の中島(現巨人)だ。2004年当時、土井ヘッドコーチは就任1年目の伊東監督に、「片目どころか両目をつぶって、試合で使ってください」と直訴。伊東監督もこれを受け入れて、前年44試合の出場だった高卒4年目の中島を全133試合で起用した。中島はその年、打率.287、27本塁打、90打点と飛躍的に成長し、中軸打者として大きな足掛かりとなった。

「当時の中島は守備がイマイチで、われわれ投手陣も『またエラーかよ!』と思いながら、ぐっとこらえていた。清宮も現在の4番は論外ですが、CS争いがさらに激しくなってもスタメンからは外すべきではありません。もし、首脳陣がしびれを切らして外すようなことがあれば、他の選手も『清宮に4番を打たせたのはナゼだったんだ?』と不信感を持つことになりかねません」(前出の三井氏)

 栗山監督の忍耐が問われる。

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