甲子園球児より自分が評価しなかった選手の動向が気になる

公開日: 更新日:

 せんだってスカウト会議があった。出場校すべてが甲子園に出そろった後、オレたちスカウトは本拠地に帰った。そこで毎年、エライさんも交えた会議をするんだ。

 球団は甲子園大会の前にリストを作成する。大学、社会人も含め、各地区の担当スカウトの推薦をもとに選手をピックアップ。1~2位候補、3~4位候補、5位以下といった具合にランク付けしてリストに載せる。甲子園に出た選手を中心に評価が妥当かどうか、リストに載っていない掘り出しものはいないか、スカウト同士が意見をぶつけ合うのさ。

■監督のいる前で

 例年なら、あの選手が3~4位候補なんて盛り過ぎだろうとか、あの肩ではリストから外すべきだなんて、忌憚ない意見を言うオレも、今年はおとなしくしてた。

 なにしろ昨年のこの時期の会議で、オレがクソミソにこき下ろした大学生投手が最近、他球団でバリバリ働いてるんだ。

 しかも、たまたま顔を出した監督の前で「変化球のコントロールがあれだけ甘いと、プロじゃ使えませんよ」なんてバッサリやったのが、一軍でそれなりの活躍をしてるんだから、肩身が狭いったらありゃしない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    伊原陵人の女性トラブル報道と関係が? 阪神の若手有望株を巡る“不可解な塩漬け”

  2. 2

    NHK「のど自慢」見ていて、あの政党の党勢縮小の理由がわかった

  3. 3

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 4

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  5. 5

    DeNA構想外の藤浪晋太郎を拾いそうな「意外な2球団」 “瀕死の剛腕”にはこれだけの魅力

  1. 6

    藤島ジュリー景子もう復活 懲りない真っ暗闇集団「旧ジャニーズ」と、それを許すテレビ局

  2. 7

    『ペイパーバック・ライター』60年前の日本との実力差を感じる凝った機材セッティング

  3. 8

    藤島ジュリー景子氏「復権の宴」と、「死ぬほど悔しい」と今もむせび泣くジャニー喜多川氏性加害被害者の肉声

  4. 9

    水前寺清子(4)気をつけていることといったら、「自分の心と違うことは言わない」ぐらいかな

  5. 10

    結核とは違う感染症「非結核性抗酸菌症」患者が増加…人からうつらないのに感染するのはなぜ?