星稜・奥川も「気をつけたい」U18韓国W杯へ日本は厳戒態勢

公開日: 更新日:

 30日に開幕する野球のU18ワールドカップ(W杯)は、韓国・釜山広域市機張(キジャン)郡にある機張現代車ドリームボールパークで行われる。日本代表チームの渡韓が間近に控える中、選手や関係者からは「史上最悪」といわれる日韓関係下での大会開催を心配する声が相次いでいるのだ。

 7月に安倍政権が韓国への輸出規制を行ったことが発端となり、8月2日には輸出審査で優遇対象となる「ホワイト国」から韓国を除外。韓国も対抗措置として、日本を「ホワイト国」から除外すると、22日には日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めた。日韓関係は緊迫の一途だ。特に韓国内では安倍首相を糾弾する声が高まり、ソウルや釜山の大都市を中心に、ときに数百人が集まるデモが連日、行われている。

 開催地の釜山では、地元警察がホームページ上でデモ情報を毎日更新。在釜山日本国総領事館は訪れる日本人に向けて、「デモが行われている場所には近づかない等慎重に行動し、無用のトラブルに巻き込まれることのないよう注意してください。外出の際、特に日本関連施設やその周辺を訪問される際には、不測の事態等に巻き込まれないよう、周囲の状況に注意を払うようにしてください」と注意喚起をしている。去る23日にも、24日夜に市内でデモが行われる見込みという事前注意が行われたばかりだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"