サニブラウン“復帰戦”で10秒05 スタート失敗も桐生制し3位
陸上の国際大会「ミーティング・マドリード」が25日(日本時間26日未明)に行われ、男子100メートル決勝(追い風1.6メートル)でサニブラウン・ハキーム(20=米フロリダ大)が10秒05の3位、桐生祥秀(23=日本生命)は10秒08で4位だった。
自己ベスト9秒台同士(サニブラウン9秒97、桐生9秒98)の今季2度目の対決は、日本記録保持者に軍配が上った。
サニブラウンは、スタートに失敗し、リアクションタイムは出場8人中最下位の0.154秒。桐生にも0.021秒差をつけられた。課題とされるスタートでつまずいたものの、中盤すぎには加速し、2015年世界選手権5位のロジャース(米国=9秒97)らに次いで3位に入った。
背筋や太ももの痛みで7月のダイヤモンドリーグを欠場したサニブラウンは「勝てるレースだったので課題はあるが、復帰戦としては悪くない。いい流れでいければ」と、9月開幕の世界選手権(ドーハ)に向けて前向きな姿勢を見せた。