酷暑の東京五輪マラソンは選手もボランティアも“命懸け”

公開日: 更新日:

 さらに、無償のボランティアは終電で集合。用意された施設で朝まで待機し、競技運営や観客のサポートをする。徹夜を強いられ、炎天下の中で活動し体が持つのか。こんな未経験のことをやらされても、基本的に健康管理は自己責任。組織委員会はボランティア保険には入るそうだが、善意に頼るばかりでひどい話です」

 総務省消防庁の発表によれば、今年の東京都の7月29日~8月4日の熱中症による救急搬送の人数は1857人(速報値)、8月5日~8月11日が1465人(同)だった。

 競歩(男子20キロ=7月31日6時、同50キロ=8月8日5時30分、女子20キロ=8月7日6時)の選手は、まったく日陰のない皇居前を往復する五輪コースの変更を求めた。マラソンや競歩を担当するボランティアも命懸けだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー