大型新人だった柏原明日架 初Vまで6年も要したのはナゼ?

公開日: 更新日:

【ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子】最終日

 プロ6年目の柏原明日架(23)が逆転でツアー初優勝を遂げた。

「ちょっと時間がかかったけど、今まで生きてきた中で最高の瞬間です。早く2勝目を挙げたい」(柏原)

 アマチュア時代から女子ツアーに出場し、2014年は「アクサレディス」4位、「ほけんの窓口レディース」6位と活躍し、その年のプロテストに合格。いつ勝ってもおかしくない逸材と注目され、ルーキーイヤーから5年連続で賞金シードをキープしながら初優勝まで6年もかかった。次から次へと初優勝プロが出現する2、3年目の黄金世代に比べると遅い。

「ツアー出場権を得ると毎週のように試合があって、ギャラリーが多く賞金ももらえる。見るもの聞くものすべてが新鮮ですからツアー転戦が楽しくてしょうがない。黄金世代は互いに刺激し合って“私にもできる”という勢いに乗って、怖いもの知らずの攻めの姿勢を貫いている。ところが、勝てずに4、5年も過ぎてツアーに慣れてくると、何が何でも勝ちたいという気持ちより、前年スタッツより数字を改善しようという意識のほうが高くなる。勝利に対する貪欲さが薄れるケースがあるようです」(ツアー記者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝