「小柄なワークホース」J・グレイが8強入りに立ちはだかる

公開日: 更新日:

ジョニー・グレイ(ロック・25歳)

 まさにFWの屋台骨である。

 身長2メートル超の長身選手が務めるロックにしては199センチとやや小柄だが、ラインアウトでの安定したキャッチングと相手フォワードの突進を食い止める激しいタックルは「馬車馬のような働きぶり」と評される。

 代表デビューは2013年秋のスプリングボクス(南アフリカ)戦。同じロックで兄のリッチー(30)に代わって後半から起用されて初キャップを獲得し、翌14年のアルゼンチンとのテストマッチで定位置を確保した。体を張った献身的なディフェンスはグレガー・タウンゼントHC(ヘッドコーチ)から高く評価され、18年には同国のFWで初めて通算100回のタックル成功数をマークした。

■ラインアウトの安定、激しいタックル、豊富な運動

「スコットランドのバックスが生きるのは、グレイの存在が大きい。スクラム、ラインアウトから、バックスへの球出しが安定しているのは、グレイの堅実なプレーによるところが大きいからです。タックルだけでなく、オフェンス面でも突破口を切り開くなど、攻撃の起点になることもある。スコットランド戦ではレイドローを中心としたバックスだけでなく、グレイの存在も日本に立ちはだかるでしょう」(元日本代表ロックの大八木淳史氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩