大谷二刀流復活を後押し エ軍新投手コーチはTJ手術経験者
さらに、キャラウェイ氏は投手ごとに投球スタイルや球種の見直しを図り、当時のインディアンスには使い手が少なかったカーブをマスターさせた。速球派が多かった投手陣はカーブをマスターして投球の幅が広がり、エース右腕のクルーバーは多彩な変化球を駆使して2度のサイ・ヤング賞(14、17年)を獲得している。
昨年10月の右肘に加えて、今年9月に左膝の分裂膝蓋骨の手術を受けた大谷は、今月下旬にもブルペンでの投球練習を再開する見込み。新投手コーチも視察する予定で、複数の地元メディアによれば、二刀流復活に向けて、大谷と球種の見直しに着手するという。
大谷は1年目の18年は全球種のうち、カーブの割合がわずか6・6%にとどまった。どちらかと言えば、決め球ではなく見せ球として使ってきた。
キャラウェイ氏によって投球の幅が広がれば、二刀流としての完全復活が期待できそうだ。