巨人の金庫にカネがない!バレに10億円積むソフトBを傍観

公開日: 更新日:

■リスクは織り込み済み

 ソフトバンクは昨オフ、FA権を行使した浅村、西の獲得に失敗。近年、FA戦線でこれといった成果を上げることができていない。キューバ人助っ人のデスパイネ、グラシアルの去就は確定しておらず、バレ獲得は“保険”の意味合いもあるのだろう。

 助っ人全員が残留した上で左翼のバレンティンが加入した場合、同ポジションのグラシアルのコンバートも浮上するなど、選手がダブつくリスクがある。そんなことはお構いなしに、打撃強化のために即座に行動に移せるのは、カネがあるソフトバンクならではといっていい。

 対照的なのが、かつての金満球団だ。

 17年に中日で本塁打王(35本)となり、18年に巨人に移籍してきたゲレーロは今季、101試合で打率・237、21本塁打、54打点だった。大塚球団副代表は「来季も必要かなと監督とはずっと話していたけど、費用対効果、年俸が高い(4億円)」と説明。自由契約とする決断を下した。

 得意とするFA戦線では、美馬、鈴木大地に相次いで逃げられた。異例の連敗は「カネ」の問題との声もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性