横綱白鵬の“軽薄独り相撲”「首里城」土俵入り消滅の内幕

公開日: 更新日:

 当然、横綱土俵入りの意味を知る協会が、そんな思惑に乗るはずはない。ただひとり、白鵬だけがガレキの中で土俵入りする自身の姿を夢想し、舞い上がっていたのだ。

■抗議のハガキが10センチにも

 白鵬はとにかく目立ちたがり屋。過去の軽率な言動を数えればキリがない。近年では日馬富士による暴行事件で揺れていた2017年11月場所の優勝インタビューで、観客に万歳三唱を要求。自身も暴行現場におり、その責任を問われていたにもかかわらずだ。万歳を要求したのも、「この後、後援会の方々と万歳三唱をするが、この場でもみなさんとしたい」という、身勝手な理由だった。

 この時は協会に厳重注意を食らったが、今年3月場所の優勝インタビューでは懲りずに三本締めを観客に要求。「万歳はダメでも、三本締めならいいと思った」と話したのだから、何が悪かったのかすら、理解していないのだろう。

「ただでさえヒジ打ちまがいのかち上げといった汚い相撲に、自分流にアレンジしすぎた所作も問題視されている。そんな白鵬を不快に思うファンは少なくない。何かやらかすたびに協会への抗議の電話は鳴りやまないし、白鵬を批判するハガキや投書も山のようにきている。多いときは一度の粗相でハガキが10センチほどの高さに積まれることもある。今回の一件でも、なぜ土俵入りをする時期でないことがわからなかったのか。巡業先でちょろっと四股を踏むだけで目立てると思っていたとすれば、あまりにも浅はかだ」(ベテラン親方)

 煩悩まみれの白鵬の四股では邪気は払えない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも