横綱白鵬の“軽薄独り相撲”「首里城」土俵入り消滅の内幕

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 本場所や巡業以外でも横綱土俵入りは行われているが、それは神社仏閣への奉納や、地鎮祭などで行われる。横綱の四股には邪気を払う効果があると言われており、神事としての儀式なのだ。

 首里城は10月31日未明、火災により正殿など7棟が全焼した。いまだ再建のメドは立っておらず、無残な焼け跡もほぼそのまま。ガレキがうずたかく積まれており、地鎮祭どころではない。横綱土俵入りをする状況でないのは確かだ。

 沖縄巡業の勧進元は、現地の大相撲沖縄場所実行委員会。その関係者が言う。

「最初に土俵入りをやりたいと言い出したのは実行委員会です。それに白鵬が乗っかった形になった。ただ、そのタイミングではないのは、実行委員会も重々承知。そもそも、横綱土俵入りは神社や国家関連の行事で行うものであって、誰でも彼でも軽々しくできるものではない。九州場所中には委員会の人間が福岡に出向き、協会幹部に『横綱土俵入りをやりたいけど、我々の名前は出したくない』と、伝えている。つまり、巡業は主催したいけど、土俵入りまでやったら各所から批判されかねない。そこで協会主導という形に持っていきたかったようです」

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