全治8週間の大ケガで休場も 豪栄道が「引退できない」理由

公開日: 更新日:

 悲壮感が漂ってきた。

 11日の2日目から休場した大関豪栄道(33)。初日、八角理事長(元横綱北勝海)が協会あいさつで横綱鶴竜休場を謝罪した直後の遠藤戦で足首をひねり、左足首関節の靱帯損傷などで全治8週間の大ケガを負った。

 この日、病院で診察を受けた豪栄道は「ファンの皆さんに申し訳ない」と、言葉少な。師匠の境川親方(元小結両国)は「本当に残念。(転び方を見て)まずいと思った」と話し、場所中の復帰がないことを明らかにした。

 今場所が大関在位32場所目だが、優勝は2016年9月場所の一度のみ。カド番は来場所で歴代3位の9回と、むしろ不甲斐なさが目立っている。そもそも大関昇進後は2ケタ勝利が7回しかない。

 全治8週間という期間は、あくまでケガが癒える時間。そこからリハビリを行い、稽古で鍛え直す必要がある。1月場所に間に合わない可能性もあり、角界では「このまま引退ではないか」という声も出ている。

■定年退職待ち?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁