侍J東京五輪代表ほぼ内定? 稲葉監督の頭にある「24人」

公開日: 更新日:

 もはや答えは出ているようなものだ。

 11日、東京五輪野球代表の稲葉篤紀監督(47)がソフトバンク巨人のキャンプを訪問した。大勢の記者、カメラを引き連れるさまは、さながら「下ァ~に~、下ァ~に~」と言わんばかりの大名行列。松田や周東ら、昨年11月のプレミア12を共に戦ったメンバーと挨拶を交わした。

 各球団のキャンプを視察している稲葉監督。本人はあくまで「挨拶回り」と話しているが、お目当ての選手を見る目は違う。

 この日は、右ふくらはぎの違和感で別メニュー調整を続ける千賀の練習風景も、食い入るように見つめていた。

 東京五輪のベンチ入り選手は24人。プレミア12の28人より少ない。稲葉監督はこの先、人選に頭を痛めることになるだろう。しかし、ある球界関係者は「実は選手はほとんど“内定”している」と語り、次のように続ける。

「稲葉監督はプレミア12のメンバー28人を高く評価している。多くの有力選手がとってつけたような理由で招集を断る中、ともに世界一の栄冠を手にした仲間ですからね。稲葉監督とその周辺からは、『巨人の菅野やソフトバンクの柳田ら、ケガが理由で出場できなかった選手は例外だが、プレミア12は断るけど東京五輪には出たい、なんてヤツはいらん』という声も聞こえてくる。そもそも、一からチームをつくるより、一度結果を残したチームの方が采配を振るいやすいという事情もあるとは思いますが」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか