五輪1年延期が及ぼすGナインの禍福…右腕戸郷は追い風に

公開日: 更新日:

 巨人戸郷翔征(19)が快投を披露した。

 25日、中日との練習試合に先発。4連続を含む7三振を奪い、4回1安打無失点。高卒2年目が開幕ローテーション入りを猛アピールした。

 昨年9月、球団として17年ぶりに高卒新人初勝利を挙げた。宮本投手チーフコーチは、ブルージェイズへ移籍した昨季15勝の山口俊の穴を埋める有望株として、戸郷の名前を挙げている。当然、原監督の期待も大きい。

 前日に東京五輪の1年程度の延期が決定した。NPB関係者は「もし今季、戸郷が2ケタ勝利でも挙げることになれば、今年7月の通常開催なら難しかったであろう侍ジャパン入りも見えてくる。なにしろ、他にいないタイプの大型変則右腕。“秘密兵器”となり得る能力を秘めています」と言う。1年間の猶予期間は、少なくても19歳には追い風となる。

 4番の岡本和真(23)もしかりである。オープン戦は打率・356、3本塁打と好調。「今年は爆発の予感がある」と評論家は口を揃える。原監督も「非常にいい状態。迷いがない」と目を細めているほどだが、通常開催なら、侍ジャパンのメンバー入り自体が当落線上だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”