阪神が寮生に“疎開”許可…門限解放が招くコロナ拡大の不安

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 精神面への配慮だという。

 藤浪ら3選手が新型コロナウイルスに感染した阪神が6日、保健所から濃厚接触者に指定されていない寮生に対し、一時的に兵庫県内のホテルに移ったり、実家に帰省したりすることを認めた。

 阪神の「虎風荘」には感染した長坂も含め、20人以上が共同生活をしていただけに、選手の精神面や感染拡大を危惧したようだ。

 もっとも、世間がこれだけコロナ禍で揺れているさなかに、大人数の合コンに参加していたのが阪神の選手たち。主力はもちろん、二軍の若手まで女性たちとパーティーに興じていたのだ。

 さる阪神OBがこう言った。

「阪神は二軍の連中ですらタニマチがいる。彼らが甘やかすから、タダ飯タダ酒は当たり前、世間一般の感覚がマヒしているような部分がある。寮生活から解放されることで、逆に羽を伸ばしかねません。寮にいれば、少なくとも規則正しい生活は送れます。門限があるから夜通し遊ぶわけにはいかないし、集団生活を送るうえでの最低限のルールも守らなきゃならない。それすらなくしてしまったら……」

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