センバツ用にプロ作成「極秘指名リスト」一挙公開【投手】

公開日: 更新日:

 折からのコロナ禍によって、史上初の中止に見舞われたのが今春のセンバツ高校野球。本紙はセンバツ用に作成されたあるプロ球団の有力選手リストを入手した。

【写真】この記事の関連写真を見る(28枚)

 全国に散らばった各地区の担当スカウトは高校生、大学生、社会人、BCリーグの選手を追い掛け、これはと思う有力選手をピックアップ。2月のキャンプ中に開かれるスカウト会議で、球団にリストを提出する。

 一覧表は、膨大なリストの中から球団がセンバツに出場する選手だけを拾い上げたものだ。春先に解禁された練習試合の結果や、地元の評判などを耳にした地区担当のスカウトが、大会前日の会議で選手の名前を追加するケースもあるとはいえ、甲子園に集まるスカウトはおおむねこのリストを基に選手の実力を見極める。リストに載った選手は本当にプロでやっていくだけの力があるか、あるいはリストに載っていない選手の中に拾いモノはいないか。連日、ネット裏からチェックするのだ。

 古株のベテランスカウトによると、「センバツに駒を進めるためには秋の一発勝負を勝ち抜かなきゃならない。いきおい、計算の立つエースにオンブにダッコになる。けれども、後にプロで活躍する投手には甲子園では投げなかったが、エースに次ぐ2番手だったという連中が少なくない。なので試合はもちろん、ブルペンにも目を光らせておく必要がある」そうだ。

 春に続いて夏の甲子園大会が行われるかどうかも定かじゃないが夏も出てくるようなら選手の力は本物だろうし、中止になったとしても秋のドラフト用に名前を覚えておいて損はない。スポーツマスコミではなく、プロのスカウトが本気でピックアップした投手を紹介する――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン